言葉 五十音 私の言葉 他人の言葉
遊び あ 菩提寺にある墓石に「遊心」と刻んだ新しい墓があった。 遊びやせむと生まれけむ 中世歌謡
過ち あ 必ずある。 「それは罪よりも重い。過ちだ」(タレーラン) 「もはや過ちを犯す ことは許されない」(ティエール)こ の二つの句は深遠な調子で口にすべきである。(フローベール)
明るさ あ 明るさを避けt暗がりへ逃げこむのは悪人とミミズだけ(野村順一・)色の秘密) ・文春文庫)
イギリス人女性 い ふとっている。けぶかい。 バーグマンのような女性もいる。 彼女たちの 子供がとても可愛いことに驚くべ し。老いたイギリス人女性はみな醜い。( フローベール)
疑い う いつも他人の行為や心に向かってもつ。すぐわすれるが。 否定よりも有害。 (フローベール)
宴会 え 職業仲間の宴会。そこには絶えず親愛の情がただよっている。いつでも最良の思いでになるし、別れるときはかならず翌年の再会を約す。民主主義的な宴会では、いつも子牛の肉とサラダが出る。さまざまな宴会に関して、さらに敷衍すること。軍人の宴会。学術的 な宴会。同窓会の宴会。記念日の宴会。「人生の宴の席にあって、われ不幸なる客は・・・・・」 ( フーローベール)
英国紳士 え 冷静沈着だが他者をまったく寄せ付けないタイプと、社交的で外国文化にも造詣が深いタイプ。(奥山俊一)
男 お 男と薪はたてなければ燃えない (日本放送で) たてる 薪は立てる 男は 顔をたてる
落合 博満 お 「オレ」の顔はこれだ。
男 お 無理に女より優れていると思いたがる。
女 お 実際家。突然驚くべき過去の詳細を語り出す。 むしろ女性と言うべし。何が女 にふさわしいか。現代の女が占める重要性。
アダムの肋骨の一本。 (フローベール)
おどろき お おどろきと恐れにより災厄を防ぐ。 おどろきおそれる心のない人は人ではない。 (孟子)
家具調度品 か 常にほしがっているが調和が必要。 自分の家具調度品は大事にすべし。(フローベール)
学者 が 学者的と馬鹿にされる。「的」は嫌われる。 博識家。記憶力さへよければ学者になれる。からかうべし。(フローベール)
飾り か 飾りや気取りがなんの役に立とう?/私は裸で生まれ、裸で死んでいくのだ(ギ リシャ詩歌集マルグレット・ユルスナール仏訳・堀江敏幸・日経・2005.10・16)
記憶力 き よくても尊敬されないが役にたつ。 自分の記憶力を嘆くべし。そしてときには記憶力の悪さを誇るべし。ただし、 分別がありませんねと人に言われたら激怒すること。(フローベール)
矜持 き 「生きてゐさえすればいい」というのは、戦争期を生き延びた日本人の、最大の 矜持だった。(佐々木幹朗)
記憶 き 記憶は、過去のものではない。それは、すでに過ぎ去ったもののことでなくむしろ過ぎ去らなかったもののことだ。(長田 弘)
黒い瞳 く 大きな黒い瞳は燃えるべきときに燃えるべきところで燃えるだろうと思われた。 (レイモンド・チャンドラー・湖中の女・訳・清水俊二)
黒い影 く 彼は黒い影の中に静かに歩を運び、彼自身が黒い影に溶け込んだ。(レイモンド・チャンドラー・湖中の女・訳・清水俊二)
コーヒー こ 扉を押す。空いた椅子に座る。すると、街がずいぶん会わなかった友人のよ うに思えてくる。いいコーヒー屋のコーヒーには、街の味がある。(長田 弘)
サヨナラ さ ハナニアラシノタトエモアルゾ 「サヨナラ」ダケガジンセイダ (井伏鱒二)
幸せ し なのだろう。
仕事 し 何よりも優先される。人生において一番重要なもの。「仕事がすべてだよ」 フ ローベール
死 し 創造できる世界がなくなる私自身の死をおそれる。
女性 じ 女性はすばらしい生き物だ。私は女性だけを描いていくつもりだ。(ムンク)
人生 じ 人生の多くを過ぎた。後の時間を生きる。
人生は、人が胸に抱く一冊の本なのだ。(長田弘) じぶんの記憶をよく耕すこと。その記憶の庭にそだってゆくものが、人生とよばれる ものなのだと思う。(長田 弘)
小説 し 小説とはまず、作者や主人公の意見を開陳することではなく、視線の運動、感覚の運動を文字によって作り出すことなのだ。(保坂和志)
説教 せ まず聴くべし。するな。
政治部 せ 日本の新聞社の政治部は、正しくは「政界部」と呼ぶのがふさわしい。(丸山真男)
節約 せ 節約に勝る運用なし(山崎元)
球 た 自分がまったく予想していなかった球が来たときに、どう対応するか。 それが大事です。試合では、打ちたい球は来ない。 好きな球を待っていては終わってしまいます。(イチロー)
代表作 だ 太宰治「猿面冠者」「ロマネスク」「葉」中原中也「悲しき朝」「憔悴」(佐々木幹朗)
妻 つ 感謝に絶えない。 哲学 て わからない。 あざ笑うべし。(フローベール)希哲学と言うべし。哲学とは自然と知識の真理。(ギリシア哲学史)
土光 敏夫 ど 社長の責任は完全に全うするが、社長だからというだけの権威・権力はふ るわない。
読書 ど 古典1000冊3回読めと言う人がいるが。後がない。
長島 茂雄 な B型人間の典型とされる。明日しか考えない男。
人間 に 人間どこまで行っても結局ひとり (菊田一夫)
はかなき者よ/人間とは何なのか、人間でないものは何なのか、人間は影の夢(ピンダロス)
人間は考え体をうごかさないと駄目になる(日野原重明)
ネツトト社会 ね コンピュータを介したネット社会は、相対的で流動的な信頼関係のなかに 浮遊している。(妙木浩之)
脳みそ の 腕は女を抱くためだけにあり
八十歳の人 は おとしより。大先輩。何も言わないひと。そこまで生きたい。 老人はすべて これ。 ( フローベル)
プレイ ぷ プレイを見るだけで、何を語ろうととしているかわかる選手はかっこいいと 思います。(イチロー)
微笑み ほ 親父の思い出。お金を残してくれた。
微笑みだけ。ほかには無い。 この世にひとが遺せるものは。 ( 長田弘 )
マニュフェスト ま われわれは、「マニュフェスト」を作っていた。小泉首相は書かない。その 代わりに語る。書くのは人を正確にするが、語るのは人を豊かにする。政治には豊かさが必 要です。(鮫島宗明)
孫 ま 可愛い。 無能さ む 幸福の代名詞。ただし私ではない。 常に「周知の」と形容される。無能な人ほど野心だけは大いにもつべきである。(フローベール)
無実 む 平然としていれば、無実だとの証拠になる。(フローベール)
持ち物 も 人の持ち物は、その持ち主の人物を端的にあらわしているものです。(鈴木 皓詞)
夢 ゆ いつも違う夢。
夢 ゆ 夢をつかむことというのは、一気にはできません。 ちさなことをつみかさねることで、 いつの日か、信じられないような力を出せるようになっていきます。(イチロ ー)
良寛 り 涼やかで、暖かく、厳しい人。「てまり」は、小さい物だったそうだ。禅の修行は真剣に行った。万葉集の学問と書の研究をたゆまず。短歌と書を後世に残す。晩年弟子貞心尼との美し交遊の歌。 良寛の書「天上大風」は子供たちの凧に張る絵として渡したものという。
路地 ろ 官舎のまえは、すぐ道路で、其の先に忠霊塔のある広場があって、遊んだ。其の 奥には長屋があり、確かに路地のようなものがあったが、路地にたらいをおいて、うなぎをたくさん取ってきて洗っていた。詩人長田弘氏のいうような、へちまの棚はあったが、卵の殻をふ せた万年青の鉢はあったかどうか。木目の透き出るまで洗われた窓の桟ではなく、あまり美し くはなかったが、長屋があった。長屋の隣に桶屋があって、桶を巻き閉める竹をしごいていた。たず ねてみたら、町の旦那衆がたてた芭蕉の生誕を記念する句碑が残っていた。(相 模原市上溝本町。)
どんなちいさな路地にさえ、路地のたたずまいには、どんなひろびろとした表通り にもないような奥行きがある。 (長田 弘)
別れ わ いつかくる。 花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ (井伏鱒二訳詩)
花発多風雨 人生足別離 干武陵
「多摩川の点景となる別れかな。」 碩山
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