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在原業平(平安前期の歌人) 世中に たえてさくらの なかりせば 春の心は のどけからまし 忘れては 夢かとぞ思ふ 思ひきや 雪ふみわけて 君を見むとは |
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アナトール フランス(20世紀フランス作家) (人生の終りに青春を」 愛 親にも、君にも、すべてうち語らふ人にも、人に思はれむばかり、めでたきこと 私はあなたのお目にうつる アポリネール(Guillaume Apolllinare1880-1918) LE PONT MIRABEAU Sous le pont Mirabau coule la Seine Et nos amours Faut-il qu'il m'en souvienne La joie venait toujiours apr'es peine Vienne la nuit sonne l'heure Les jours s'en vont je demeure ミラボウ橋の下 セーヌは流れる 私の恋もまた 思い出さねば ならないのか 喜びはいつも 苦しみの後に
夜のとばりよ 鐘よ鳴れ 日々は過ぎ 私は残る
Les mains dans les mains restons face a face Tandis que sous le Pont de nos bras passe Des eternels regards l'onde si lasse Vienne la nuit sonne l'heure Les jours s'en vont je demeure. 貴女と私の 手と手 顔と顔と 夜のとばりよ 鐘よ鳴れ 日々は過ぎ 私は残る L'amour s'en va comme cette eau courante L'amour s'en va comme la vie est lente Et comme l'Esperance est violente Vienne la nuit sonne l'heure Les jours s'en vont je demeure. 流れる水のように 愛は去って 遅すぎた人生のように 愛は去って 私の熱い望みも また 夜のとばりよ 鐘よ鳴れ 日々は過ぎ 私は残る Passent les jours et passent les semaines Ni temps passe Ni les amours reviennent Sous le pont Mirabeau coule la Seine Vienne la nuit sonne l'heure Les jours s'en vont je demeure. 過ぎゆく日々 かのときも 私の恋も 戻らない ミラボウ橋の下 セーヌは流れる 夜のとばりよ 鐘よ鳴れ (訳 戸張セキザン)
アルセイニー・タルコフスキー(詩人・1907−1989) 燃え尽きた一本の蝋燭 僕は蝋燭、僕は宴で燃え尽きた。 Alcohol 遊び相手 十返肇が死んでしまって、身のまわりがさびしくなった。 鮎川信夫 きみがいたすべての場所から あってなきがごとく 安西冬衛 春 てふてふが一匹韃靼海峡を渡っていった。 (柴田翻・詩に誘われて・ちくまプリマー新書)
アミエルの日記 (川崎和男著「デザインは言語道断」((株)アスキー)) アナベル リー(ポーの詩) Annabel Leeby Edgar Allan Poe, 1849It was many and many a year ago, In a kingdom by the sea, That a maiden there lived whom you may know By the name of ANNABEL LEE; And this maiden she lived with no other thought Than to love and be loved by me. I was a child and she was a child, In this kingdom by the sea; But we loved with a love that was more than love- I and my Annabel Lee; With a love that the winged seraphs of heaven Coveted her and me. And this was the reason that, long ago, In this kingdom by the sea, A wind blew out of a cloud, chilling My beautiful Annabel Lee; So that her highborn kinsman came And bore her away from me, To shut her up in a sepulchre In this kingdom by the sea. The angels, not half so happy in heaven, Went envying her and me- Yes!- that was the reason (as all men know, In this kingdom by the sea) That the wind came out of the cloud by night, Chilling and killing my Annabel Lee. But our love it was stronger by far than the love Of those who were older than we- Of many far wiser than we- And neither the angels in heaven above, Nor the demons down under the sea, Can ever dissever my soul from the soul Of the beautiful Annabel Lee. For the moon never beams without bringing me dreams Of the beautiful Annabel Lee; And the stars never rise but I feel the bright eyes Of the beautiful Annabel Lee; And so, all the night-tide, I lie down by the side Of my darling- my darling- my life and my bride, In the sepulchre there by the sea, In her tomb by the sounding sea. 遊び 人類文化の本質は帰するところ遊びなり ホイジンガー「ホモ ルーデンス」 会津八一 学規四則 1.深くこの生を愛すべし 2.省みて己をしるべし 3.学芸を以って性を養うべし 4.日々新面目あうべし 芥川龍之介「玄鶴山房」 芥川の言う中産下層の出自と知的世界にいることとの乗離が終生、芥川を脅 朝顔 朝顔に寝みだれ髪の櫛おちぬ 淡路女 阿呆 思考とその対象を峻別するのが近代の人間の道理であり、これを混同すれば阿呆とされる。それでもこの阿呆の沙汰がさまざまおこなわれるその中でも、とりわけて熱心な阿呆は、文学というものに従事する者たちである。しかし言葉と現実とを等しいもののように感じることなしに、そしてその幻想につくすことなしに、文学は成り立つものだろうか。 |
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伊勢(平安前期の歌人) なき人の かきとどめける みずぐさは うちみるよりぞ かなしかりける(伊勢集) 冬枯れの 野ベとわが身を 思ひせば 燃えても春を 待たまし物を(古今和歌集)
井上井月 染め急ぐ小紋返しや飛ぶ小蝶 象潟や雨に西施が合歓の花(芭蕉) 菜の花のこみちを行くや旅役者 時代は明治に入る。けれども時代の価値観の転倒は井月を動揺させてない。 松よりも杉に影ある冬の月 (松岡正剛・千夜千冊・webサイト) 何処(どこ)やらに鶴の声聞く霞かな(井月辞世の句)
井上有一 「一歩ふみはずせば奈落の底へ転落しそうなところで作品というものは危うくも 井上有一の遺偈が死んでから発見されている。次のようなエンジンの唸りをあ 守貧揮毫(貧を守って毫を揮う) |
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いい作品 「いいもの」は好き嫌いで判断できない何かを持っている。 (真贋 吉本隆明 講談社) 伊藤左千夫 伊藤信吉
生きることは常に新しい自分を知る喜びの中にあるのではなかろうか。七十歳 石垣りん 「表札など」 みえない、朝と夜がこんなに早く入れ替わるのに。 みえない、
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烈しく雨が降っていた。薄暗い午後であった。芝の美術倶楽部で羽黒洞木村東介氏の催している「長谷川利行展」を見に行った。私はその中で「裸婦」の小品に特に心ひかれた。極度に単純化された表現の、不思議な作品である。私はそれと「赤い家」の二点を買った。どちらも孤独感と寂寥感をたたえた中に素純がものが光る作品である。矢野文夫氏「長谷川利行」の年譜を見ると、三日間の入場者が、僅かに37名であったと記されている。昭和23年のことであった。私自身、漸くどん底から這い上がってきたばかりの頃で、絵などを買う余裕は無かった筈である。恐らく、よほど安い価格であったのだろう。その頃、住んでいた工場の事務所の二階借りの、狭い部屋にそれを掛けた。この絵は、私が生まれて初めて買った絵である。 |
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うれしきもの うれしきもの、恥ずかしき人の、歌の本末問ひたるに、ふとおぼえたる、我なが
ウイリアム ワーズワス (英国詩人)
美しいもの ヘッセの詩に「美しいものは見ることはできる。だがそれに触れることはできな 宇野千代 「幸福」 内館牧子 オバサン指数 「オバサン」と「大人の女」とはどこが違うんだろうと真剣に考えたことがある。 (「ハートが砕けた」内館牧子・マガジンハウス} ウイリアム・バトラー・イエイツ(1865−1939)
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エリテ 「私を見るがいい。私は、もうひとつの世界、忘却を呼ぶ夢の世界にいるの 遠藤 純 写真家 写真集 「さっき 良寛がいた」より(芸術新聞社) ある晴れた日、良寛はひとり五合庵でお気に入りの万葉集を読み、墨を摺
エッセイ エッセイには思想がまだ衣服をまとった状態で提示されている。エッセイに試 ]エズラ・パウンド TO HELEN by Edgar Allan Poe, 1831 エスカレータ おもえば私の仕事は、下りのエスカレータを全力で駆け登っているようなもので 絵葉書 絵葉書は誰もが楽しめる安価な愛の画廊 ( エロスの招待状・b・ジョーンズ/w・ウエレット・千石幽一郎訳・マール社) 映画演劇評論の本 飯島正「わが青春の映画と文学」(近代評論社)
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王摩詰 送元二使安西 涓城朝雨軽塵 客舎青青柳色新 勧君更盡一杯酒 西出陽関無故人 (唐代四百年間送別詩の代表とされた。) At the Inn side green , green-the new -willows tint Stay, Stay, and drink again , one last wine; For he that issues by the Western Pass will meet few friends, 君自故郷來 應知故郷事 来日綺窓前 寒梅著花未 (王摩詰・梅沢和軒・芸艸堂)
小野小町(平安前期の歌人) 思ひつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢としりせば 覚めざらましを うたたねに 恋しき人を 見てしより 夢てふ物は 頼みそめてき
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おどろき おどろくことをしない心はドブであり、香港フラワーである。おとこはおどろくこと 尾形亀之助 どんなにうまく一日を暮し終えても 夜がさみしい 眠れないので夜がふける 私は電燈をつけたまゝ仰向けになつて寝床に入つてゐる 電車の音が遠くから聞えてくると急に夜が糸のやうに細長くなつて その端に電車がはしっている (web 緒方亀之助) 音楽史 クラウト/パリスカ著・新西洋音楽史・戸口幸策ほか訳・音楽之友全3巻 音楽リテラシーと音楽的リテラシー リテラシーは本来の意味は「読み書き能力」「書字文化」(文字を媒介する文 大岡昌平
尾崎放哉 1885−1926 とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた 背を汽車が通る草引く顔をあげず 墓の裏に廻る
岡本かの子 武蔵相模を貫く多摩川の流れは、岡本かの子の終生思慕してやまなかったと 岡本かの子の家筋は、二子多摩川の旧家大和屋の裔である。いろは四十七 薄氷(うすらい) 晴れやかに薄氷ふめば早春の香をたてにけり 我がくろかみも 天地即佛神 うつせ身のはかなきことを知るゆゑに春はわ きても花のいとしさ 木の芽のにほひ 何事か書かんとしてぬばたまの墨をすれる に心空しき (歌集「深見草」より) うつし世を夢幻とおもへども百合あかあかと咲きにけるかな 年々にわが悲しみは深くしていよよ華やぐいのちなりけり こころよき朝雨のあと君とわがけしきばかりのいさかひに似る 裸にてわれは持ちたり紅の林檎持ちたり朝風呂のなかに をみな子と生まれしわれがわが夫に粧はずしてもの書きふける 見廻せばわが身のあたり草莽の冥きがなかにもの書き沈む (もの書き沈む・塚本邦雄「岡本かの子の世界」熊坂敦子編・冬樹社) 曽て、このような苦悩が私にあったろうか 心は表現を許さない厳粛な苦悩を 朧月 別れたる 面影に似て 朧月 ( 森村誠一・写真俳句のすすめ・スパイス社) 女 大学の先生だろうと警官だろうと医者だろうと、女は常に若いか綺麗かというこ 飲食男女(おんじきなんにょ) 「女を食べる」というと、何だか品がないようだし、食べられるほうは気味が悪い |
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