春寒し 恋は 心の片隅に

            竹久夢二

20131016改訂中

 http://www.tobari-kaikei.com/cgi-bin/login.cgi 更新君

相続税法入門 : 簡単な入門書を読み、python言語でプログラムコードにする。
          法律内容の分析を通して法律の理解を深める。
          プログラムの実行によってさらに理解が正しいか確認する。

この章で使用するpython文法

コレクション : リスト 辞書

文 return : オブジェクトを返す。
  print  :  オブジェクトを画面に表示する。

関数 :

def : 自作関数を定義する

if elif els : コードの流れをを制御する。


相続税法入門

1相続とは

>>> def 相続とは():
      print("""被相続人の財産を相続人が引きつぐこと(承継)
          すること""")

 
>>> 相続とは()
被相続人の財産を相続人が引きつぐこと(承継)
          すること


テーマ 評価について

土地評価

土地評価の原則を表示する

def 土地評価():
    print("土地の評価は土地の種類別に行います。")
    print("土地の評価は1画地ごとに行います。登記上の筆ではなく、利用状況に従います。")
    print("ある土地に自宅Aと貸家Bが建っている場合、AとBの敷地は別評価です。")
    print("ある土地のAの画地に甲所有の家屋、Bの画地に乙所有の家屋がそれぞれ建っていて、それぞれの土地を")
    print("を貸している場合はAとBを別個に評価します。")
    print("Aの画地に自宅、Bの画地は丙に貸して丙の家屋が建っていれば別個の評価です。")

>>> 土地評価()
土地の評価は土地の種類別に行います。
土地の評価は1画地ごとに行います。登記上の筆ではなく、利用状況に従います。
ある土地に自宅Aと貸家Bが建っている場合、AとBの敷地は別評価です。
ある土地のAの画地に甲所有の家屋、Bの画地に乙所有の家屋がそれぞれ建っていて、それぞれの土地を
を貸している場合はAとBを別個に評価します。
Aの画地に自宅、Bの画地は丙に貸して丙の家屋が建っていれば別個の評価です。
 

 def 宅地評価法():
    print("市街化形態を構成する地域に所在する宅地は路線価方式")
    print("それ以外の地域に所在する宅地は倍率方式")
    print("路線価方式は、毎年国税庁から発表される路線価図で1平方メートルあたりの価額で計算")
    print("路線価図はその年の1月1日現在の価額です。")
    print("路線価図には地区区分、借地権割合等も記載")
    print("路線価図の価額等は、その年中に相続、贈与により取得した宅地に適用されます。")
    print("路線価図は国税庁のネットサイトでも閲覧できます。")
    print("市街化地域以外の宅地に適用する倍率も同様に公表されます。")
     

>>> 宅地評価()
市街化形態を構成する地域に所在する宅地は路線価方式
それ以外の地域に所在する宅地は倍率方式
路線価方式は、毎年国税庁から発表される路線価図で1平方メートルあたりの価額で計算
路線価図はその年の1月1日現在の価額です。
路線価図には地区区分、借地権割合等も記載
路線価図の価額等は、その年中に相続、贈与により取得した宅地に適用されます。
路線価図は国税庁のネットサイトでも閲覧できます。
市街化地域以外の宅地に適用する倍率も同様に公表されます。
>>>


土地=["宅地","田","畑","山林","原野","牧場","池沼","鉱泉地","雑種地"]    リスト
土地評価=["現況","画地"]                                  リスト
宅地評価={"路線価":"市街地的形態形成地域","倍率":"その他地域"}       
 辞書
路線価図=["毎年7月初旬国税庁発表・その年1月1日時点価額"]          リスト

>>>
土地

['宅地', '田', '畑', '山林', '原野', '牧場', '池沼', '鉱泉地', '雑種地']

>>>
土地評価

['現況', '画地']

>>>
宅地評価

{'倍率': 'その他地域', '路線価': '市街地的形態形成地域'}

>>> 路線価図

['毎年7月初旬国税庁発表・その年1月1日時点価額']

def ビル奥行補正 ():
    print("正面路線からの奥行をメートル単位で入力します。")
    print("補正率が表示されます。")
    print("小数点3位は四捨五入です。")
    a = input ("奥行きは何メートルですか。>")
    a=int(a)
    if a< 6 :
        return 0.80
    elif a< 8 :
        return 0.84
    elif a< 10 :
        return 0.88
    elif a< 12 :
        return 0.90
    elif a < 14 :
        return 0.91
    elif a< 16 :
        return 0.92
    elif a < 20 :
        return 0.93
    elif a< 24 :
        return 0.94
    elif a< 28 :
        return 0.95
    elif a< 32 :
        return 0.96
    elif a<36 :
        return 0.97
    elif a< 40 :
        return 0.98
    elif a< 44 :
        return 0.99
    elif a< 92 :
        return 1
    elif a < 96 :
        return 0,99
    elif a< 100 :
        return 0.97
    else :
        return 0.95

>>> ビル奥行補正 ()
正面路線からの奥行をメートル単位で入力します。
補正率が表示されます。
小数点3位は四捨五入です。
奥行きは何メートルですか。>40
0.98999999999999999

>>>
一方路線に面する宅地の評価

def  一方路面宅地(路線価,奥行補正率,面積):          関数と引数
    評価額=路線価*奥行補正率*面積
    return
評価額

>>> 一方路面宅地(450,1,500)                    関数を呼び出して引数入力

 225000                
                 戻り値

角地路面宅地評価

def  角地路面宅地(正面路線価,奥行補正率1,側方路線価,奥行補正率2,側方路線影響加算率,面積):
    評価額=(正面路線価*奥行補正率1+側方路線価*奥行補正率2*側方路線影響加算率)*面積
    return
評価額

>>> 角地路面宅地(4000,1,1500,1,0.1,800)

3320000.0

def 二方路面宅地(正面路線価,奥行価格補正率,裏面路線価,二方路線影響率,面積):
    print("正面路線価,奥行価格補正率,裏面路線価,二方路線影響率,面積")
    評価額=((正面路線価*奥行価格補正率+裏面路線価*奥行価格補正率*二方路線影響率)*面積)
    return
評価額

>>> 二方路面宅地(5000,1,1000,0.02,400)

正面路線価,奥行価格補正率,裏面路線価,二方路線影響率,面積
2008000.0

地区区分を表示する

地区区分dic={1:'ビル街',2:'高度商業',3:'繁華街',4:'普通商業併用',5:'普通住宅',
         6:'中小工場',7: '大工場'}         
辞書を作る

地区区分dic                    辞書を呼び出す 

{1: 'ビル街', 2: '高度商業', 3: '繁華街', 4: '普通商業併用', 5: '普通住宅', 6: '中小工場', 7: '大工場'}

角地側方加算率の辞書を作る。

>>> 角地側方加算率

角地側方加算率={"ビル街":(0.070),"高度商業・繁華街":0.10,"普通商業・併用住宅":0.080,
         "普通住宅・中小工場":0.030,"大工場":0.020}       辞書をつくる

角地側方加算率                            辞書を呼び出す

{'普通住宅・中小工場': 0.029999999999999999, 'ビル街': 0.070000000000000007, '高度商業・繁華街': 0.10000000000000001, '普通商業・併用住宅': 0.080000000000000002, '大工場': 0.02}

準角地側方加算率={"ビル街":(0.030),"高度商業・繁華街":0.050,"普通商業・併用住宅":0.040,
          "普通住宅・中小工場":0.020,"大工場":0.010}        
辞書を作る

>>> 準角地側方加算率                          辞書を呼び出す          

準角地側方加算率={"ビル街":(0.030),"高度商業・繁華街":0.050,"普通商業・併用住宅":0.040,
          "普通住宅・中小工場":0.020,"大工場":0.010}

二方路線加算率を関数で作る

 def 二方路線加算率(x):            関数 引数 x
    if x ==1 :
        return 0.03                 
1,2,3,4,5,6,7は知己区分dicによる
    elif x==2 :
        return 0.07
    elif x==3 :
        return 0.07
    elif x==4 :
        return 0.05
    elif x==5 :
        return 0.02
    elif x==6 :
        return 0.02
    else  :
        return 0.02

>> 二方路線加算率(3)           関数の引数に3(繁華街)を入力する

0.070000000000000007

(2)家屋評価

具体例
 (1)相続関係辞書作成
>>> 相続={"相続番号":"201001","被相続人":"乙野太郎","相続人":"乙野一郎"}
>>> 相続.update({"配偶者":"山田月子"})
>>> 相続.update({"相続人2":"乙野二郎","相続人3":"大山咲子","相続開始日":"20100810","相続人数":4})
>>>
相続

{'相続番号': '201001', '被相続人': '乙野太郎', '相続人': '乙野一郎', '相続人数': 4, '相続人2': '乙野二郎', '相続人3': '大山咲子', '相続開始日': '20100810', '配偶者': '山田月子'}

(2)家屋データリスト作成  zip list print

 >>> 相続家屋=["所在","家屋番号","課税種類","課税構造","課税床面積","固定資産評価","借家割合","持分割合","相続税評価"]
>>> 家屋1=["高津区","283","共同住宅","木造",200,3000000,0.3,0.5,0]
>>> 家屋1=zip(相続家屋,家屋1)
>>> 家屋1=list(家屋1)
>>> print(家屋1)

[('所在', '高津区'), ('家屋番号', '283'), ('課税種類', '共同住宅'), ('課税構造', '木造'), ('課税床面積', 200), ('固定資産評価', 3000000), ('借家割合', 0.29999999999999999), ('持分割合', 0.5), ('相続税評価', 0)]