第2章 肥満度の計算
(1)算式とデータはロータス1−2−3と同じ式を使います。データベースなのでフィールドに年月日と備考を加えて、時系列分析や詳細説明ができるようにします。
1・算式
肥満度の算式は下記の算式を使うことにします。
標準体重 男の場合 (身長ー80)*0・7 女の場合 (身長ー70)*0.6
肥満度=実際体重ー標準体重
肥満割合=肥満度/実際体重
肥満度の評価” 太りすぎ” ”痩せすぎ””普通”
2.データ
性別 名前 身長 体重
男 A 160 72
女 B 160 56
女 C 152 45
(2)新規作成のウインドウが現れている画面で、次のフィールド定義の作業をおこないま
す。
フィールド名入力 データ型選択 サイズデフォルトか入力 デフォルトか入力
1.フィルード名 データ型 サイズ 式/オプション
年月日 日付型 固定長(デフォルト) IMEオフ
名前 文字型 30 IMEの使い方は後述
性別 文字型 4 同上
身長 数値型 10.2(デフォルト)
体重 数値型 10.2(デフォルト)
標準体重 計算型 if(性別=’男’,(身長ー80) *0.7,(身長ー70)*0.6)
肥満度 計算型 体重ー標準体重
肥満割合 計算型 肥満度/体重
評価 計算型 if(肥満割合>=0.2,'太りすぎ',if(肥満割合<=−0.2,'痩せす ぎ','普通'))
備考 メモ型 IMEの使い方は後述
*1 デフォルト:あらかじめ決められている 事項
*2 IME: 日本語変換ツール:アプローチの式・オプションでフィールドごとに決
めておくと入力時に便利です。 IMFオフはデフォルトで変換方式が 決まっているフィールドです。
*3 算式 式・オプションで実行します。関数と引用するフィールド及び演算子 はそれぞれ小窓からダブ ルクリックで引き出します。 フィールドのタイプは必ず計算型です。 正しく式が入力できると旗のアイコンが出ます。そこで次のフィール
ドの定義に進むことができます。旗のアイコンが出ないときは式の
設定に誤りがあります。旗が出るまで検証再入力を繰り返します。
終了後「OK」ボタンを押すと自動的にデーターベースフォームがあらわれます。これを
使いやすいように修正したり、フィールドの定義内容を修正・追加・削除できます。
下記は完成したアプローチの入力フォームです。
1・ グリーンのフィールドは表題 ピンクのフィールドは入力項目 イェローの項目は計算
項目です。
2・ワークシートタブをクリックすると表計算のような形式になり、検索・ソートができます。
3・デザインタブをクリックしてデザインモードにし、作成をクリックするとレポートやグラフ
をつくることができます。
4・フォームの修正やフィールドの追加訂正もデザインモードで実行します。
5.データの入力は入力モードに切り替えて(タブのクリック)新規レコードタブをクリックし
てデータを入力します。ワークシートでも入力できます。
6.マクロ(小さなプログラム)が28個あり、検索・ソート・ビュー等の機能を使いこなすこ
とにより、プログラムを作らずにかなりの自動処理が『可能になります。
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