読書余滴       平成21年10月3日     戸張道也

良い習慣 (making thing talk・ tomlogoe著・小林      茂監訳・水原文訳・オライリージャパン)

コンピュ−タシステム構築に関する本

1.話すより多く聞くこと
2.あなたが言ったことがそのまま、受け取られていると思い
  込まないこと。
3.あらかじめ話し方についての合意を形成しておくこと。
4.メッセージが分かりにくかったときには、礼儀正しく説明をもとめること。

話すより多く聞く

よい第一印象を与え、よい関係を保つために欠かせないのが、相手の話をよく聞くことだ。聞くことは話すことよりも難しい。これをネットワークの言葉で言うと、ほとんどの時間は、新しいメッセージを待ちうけ、必要のあるときだけメッセージを送信するように、プログラムを書くべきだ、ということだ。

思いこまないこと

メッセージがちゃんと届いたと思い込み、それを当然のこととして話し続ければ、世界を敵にまわすことになるだろう。
システム全体について計画を事前に立てておくのはよいことだが、構築とテストは少しずつ進めるべきだ。

話し方を合わせる

パートナーと良い関係が築かれていれば、共通の経験に基づいた共通の言語を育むことができる。どのような話し方をすればパートナーにうまく伝わるかを体得し、しょっちゅう口に出すことを省略して表現することもできる。

礼儀正しく説明を求める

メッセージが間違って伝わる原因は無数にある。どんな場合にも、ばかげた間違いを避けるために丁寧に説明を求めるのが、最上の方法だ。
メッセージが送出されたことを、思い込むのではなく確かめるのもまた賢いやりかただ。何もいわないことは、間違ったことを言う場合よりも悪い結果を生むおそれがある。だれも問題があることを口にしなければ、小さな問題でも大きな問題に発展してしまうかもしれない。