第一章 どのようにして俳句を作るか
純粋の日本の詩 俳句と短歌 短歌 貴族 俳句 庶民 俳句の親しさこの道や行く人もなく秋の暮れ 芭蕉 旅で詩心を高める牡丹散って打重なりぬ二三片 蕪村 漂白のなかで耽美を培う
憂き旅も炬燵で年をとりにけり 一茶 放浪の中で鬱屈した心
いくたびも雪の深さを尋ねけり 子規 一定め処にいて、心を詩に遊ばせる
俳句を作ることは精神的浄化である。