分析王こすもす決算


.CSVファイルの活用

(A)ファイルの取り込

会計システムはJDLシステムを使用しています。他のシステムでもcsvファイルに変換すれば同様です。

過去2期分の決算データをCSVファイルとして取り込みます。

例えば1月期決算期各社分をまとめて記憶装置に取り込みます。

パソコンに決算分析フォールダを作成しコピーします。

例えば決算分析>1月期>各書関与先フォルダを作成します。

CSVファイルはエクセル用になっています。当事務所ではロータス1−2−3を使用します

ので、一旦エクセルからロータスファイ
ルに変換して、関与先フオルダに保存します.。

エクセルもロータスも基本機能は同様です。また相互に変換できます。

(B)分析表の作成

(1)A1からK1200行くらいの範囲を領域として使用します。

(2)上部にデータ部をとります。

データ部に自動的に取り込めるように、各セルに”+X100”のように算式を書き込みます。

(3)この分析王(2)で入力されたデータを使用して、1・キャッシュフロー計算書、2・Zス

ア計算、3・財務分析4・企業価値分析5・計画損益計算書6・計画貸借対章表7・

計画キ
ャッシュフロー計算書を自動的に作成します。この段階の概要はフォームで見て

ください。

(4)分析王の計算部分の構成は計算目的毎に、加減項目、除算項目、乗算項目、結果

目に4区分とします。この場所で計算構造を考えます。

(5)必要項目に計算式を書き込みデータ部分から自動的にデータを取り込み作表します。

(6)結果表は加減・除算・乗算の結果を報告形式に適合するように取り込みます。

この結果表が、キャッシュフロー計算書等の構成要素です。

(7)データを正しく取り込むことと、各計算書の理論構成を適正に設定することが肝要で

す。キャッシュフロー計算書から企業価値分析までは、財務分析の標準教科書等にしたがって構成します。分析王こすもすでは小企業うお念頭においていますので、経営者関連科目特に借入金等について特別処理をしています。
計画計算では、損益分岐点+計上利益を次期計画の基本とし、貢献利益率・固定費率を決定し、投資・財務等のを検討をします。

(c)分析結果の照合

照合はキャッシュフロー計算書で行います。期首現金預金+営業キャッシュフロー+投資キャッシュフオー+財務キャッシュフロー期末現金預金の等式が成立していることを確認して、内容の吟味に入ります。

(d)過去実績の評価

分析項目ごとに.ok・noの概略評価をします。他企業等との比較をしませんので、点数・統計分析はしません。

(e)分析のまとめ

分析の結果は概要書にまとめて優・良・可の三段階評価とし、グラフと結語をつけます。

2・中小企業庁の自己診断書について

(1)分析王のデータ部から中小企業庁自己診断システムWEBへの入力項目表を、自動

的に作成しておきます。

(2)この表を印刷して、WEBに手入力します。

(3)この自己診断システムは全国の業種別他社と比較できますので有用です。上記の分析概要に添付します。

3・分析上の中小企業データの特性

(1)企業経営者報酬・経営者賃借料について勘定内訳書から摘出し、データ部に取り

んでおきます。

(2)経営者借入金・経営者長期未払金等準資本金として把握します。これらの項目は中小企業にとっては、一種の資本金として機能していますので、準資本金として把握します。

(3)分析結果はグラフ等で分かりやすく表現するよう工夫します。

4・表計算の活用について

(1)「サンマイクロシステム」のソフトウエア・スタースイーツでも同様の処理が可能です。

(2)PDFファイルとして、保存、配布ができます。

 (3)配賦については、データのセキュリティに配慮しなくてはなりません